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日本初導入「落雷位置標定システム」を全国で運用開始


この度、湘南工科大学 電気電子工学科の成田知巳教授が進める「落雷位置標定システム(LLS)」を全国12カ所に設置し、2017年3月29日より運用を開始しました。

成田教授は、ドイツの大学教授らによる落雷位置標定ネットワーク構築プロジェクト「Blitzortung.org(ブリッツ)」の受信局を日本で初めて湘南工科大学に導入。東京大学をはじめ、全国の国立大学などを先導して共同研究を進めた結果、現在までに全国12カ所にシステムを設置し、日本全域およびアジア・オセアニア地域の落雷位置情報がWebサイトで確認できるようになりました。

これまで、電力会社や気象会社が運用している落雷位置標定システムから算出される落雷地点などのデータは、電力会社などのWebサイトで確認できましたが、詳細データなどは外部に公開されていませんでした。また、電力会社などで使用されている従来のシステムに比べて、ICT技術を活用した雷センサーをネットワークで接続することにより、約1/1000以下の低コストのシステムになっています。

成田教授の取り組みにより、落雷地点の詳細データがWebサイトで一般に公開されると、今後、集中豪雨など雷関連の事故防止に役立っていくことになります。

成田教授は、「当研究室では、ICT化の進展によって実現が可能となった超低コストかつ高性能な落雷位置標定装置を各地の国立大学などのご協力を得て全国展開しました。これにより広く一般の方に落雷情報を提供することが可能になりました。このように研究によって得られた成果を実用化することにより、安全・安心な社会を実現し、将来の快適な暮らしを創造することに繋げたいと思います。今後は、さらに精度を上げるため、国内外に受信局を増設する予定です」と話しています。

また、成田教授は本研究により「第6回気象文化大賞」(主催:一般財団法人WNI気象文化創造センター)を受賞しました。
落雷位置標定システム
受信局設置場所 北海道大学(北海道札幌市)、東北大学(宮城県仙台市)、栃木県宇都宮市、埼玉県さいたま市、東京都東村山市、東京大学(東京都文京区)、東京都中央区、湘南工科大学(神奈川県藤沢市)、石川県かほく市、兵庫県尼崎市、福岡県八女市、琉球大学(沖縄県中頭郡)
閲覧URL https://www.lightningmaps.org/
http://www.5656jp.com/

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