62※2022年スタンダード市場に移行※車のフロント(前方)からリア(後方)に流れる特徴的な線協栄産業株式会社コンポーネントソリューション事業本部 R&D事業部 IC開発第一部 開発第二課 加藤 竹志さん工学部 電気電子工学科 2021年3月卒業日産自動車株式会社車両生産技術開発本部 新車生産準備技術センター 品質検証課髙倉 翔さん工学部 機械工学科 2020年3月卒業もっと便利に、快適な未来の社会を創るエンジニアへ在学中は「半導体工学」の授業が好きで、当社を選んだのも半導体・FA事業とシステム開発事業を強みに展開する会社だったからです。また、東証一部上場※もしており安定した会社という印象もありました。現在、IC設計を行う部署に所属して、ビジネスパートナーである大手総合電機メーカーに常駐し、同社のエンジニアとして医療、車載分野の製品に使用されるICチップ(半導体チップ)の性能評価を行っています。例えば、低温・高温・高湿などの環境をつくり出し、そうした中でのICチップが基準を満たしているかなどを測定しています。最終的にお客さまの製品として世に出るためプレッシャーはありますが、その分やりがいも感じます。今の目標は一人でIC設計を行えるエンジニアになること。実務を積んで実現します。また、将来的には技術営業にも挑戦し、便利で快適な社会につながるソリューションを提案していきたいと思っています。妥協しない――仕事を極め生産技術のプロフェッショナルへ普通科高校の出身だったため、「機械実験」が新鮮で毎週ワクワクしながら受講していました。実践を通じた学びが多いのは湘南工科大学の魅力です。昔から「縁の下の力持ちってかっこいい」と思っていました。在学中に参加した企業説明会で、新車の生産を裏方として支える生産技術職という仕事の存在を知り、魅力を感じて当社に入社しました。新車を開発する際には「試作車」をつくりますが、その一環として品質チェックを行います。車はさまざまな部品をつなぎ合わせて形にしていくので、合わせ部分の隙間が広過ぎたり、キャラクターライン※がずれたりすることがあり、見栄えが悪くなってしまいます。3D CADや形状測定機を用いて原因を突き止め、改善していくのが私の仕事です。苦労して開発した車が街中を走る姿を見た時は嬉しかったですね。今後も常に妥協せず、仕事を極めて生産技術のプロフェッショナルを目指します。0403
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