社会貢献活動報告書2021年度
13/28

<活動を通じて学んだこと> <今年度の活動> <活動の目的、団体について> 葛川をきれいにする会は、葛川を中心に清掃活動をし、川の環境向上や生き物観察、エコフェスタを通じて地域の方々との交流を深めることを目的としている。 会員は約50名、毎回20- 30名程の老若男女で活動 しており、年齢層は高齢の方 が多いが皆様明るく、元気に 清掃活動を行っており会全 体も活発である。 葛川をきれいにする会の活動は、川の清掃、水質調査、定例会、底生生物調査、地域の 方々との交流など年間を通して行われている。今年は昨年コロナで延期されていた会の創立20周年を記念するイベントを実施し、学生も企画と当日運営に関わった。 川の清掃は、月の第1・3週土曜日9-12時で行う。活動場所は葛川に8カ所の橋があり、そこを基点に活動を 行う。清掃の際には、胴長、ゴム手袋を着用し、トング、ゴミを入れるカゴを持つ。清掃が終了したら、次に拾った ゴミの分別を行う。また、清掃を行う前に、葛川の各流域の水質調査を行っている。調査方法は、パックテストで行い、川の水と薬品を混ぜ、色の変化の具合で水質を判断するものである。定例会は、年に5-6回行われ、会の皆様と活動の反省、活動計画を共有する場である。底生生物調査は、3月ごろに実施され、この調査は、葛川に 私がこの活動で学んだことは、継続性です。理由は、私自身、継続性がある人間はありませんでしたが、会の皆様が自分よりご高齢なのに元気に活動する姿を見て、自分もこの会の力になりたいと思い、続けることができました。 <機械工学科2年熊谷優作> 僕は、清掃は大変ではなく、清掃は楽しいということを、川清掃をしたことがない子供達や大人に伝えるように心がけました。実際では、清掃はとても大変な作業ですが、仲間たちと話しながら清掃することでとても楽しい活動になりました。 <情報工学科1年黒崎稜> 葛川の清掃活動に参加して、誰がごみを捨て、それを誰が片づけるのかを知ることができました。道端に捨てられたゴミが川まで行くことがわかりました。参加時に、地域の方の温かさを知って清掃をすることができました。 <受入団体からのコメント> 私たちの不得手とするホームページ、ブログなど広報の面でも力を発揮してくれました。12月の町民向けの「20周年記念行事」では学生たちも登壇し会の活動の紹介などを行い、参会者から「二宮の未来を感じる」などの感想を多数頂き、会のイメージアップにも貢献しました。 (長田様) 生息している生き物を複数の流域に分けて調査する。この調査を行うことで水質調査だけではわからない川の変化を知ることができる。町の環境イベントであるエコフェスタでは、会の活動内容をポスター展示したほか、葛川に実際に入り魚を取って観察することを通じて川の魅力を知っていただくことができる「生き物観察」のイベントなどで地域の方との交流と活動の周知を行っている。 <活動場所>神奈川県中郡二宮町 <活動頻度>毎月第1・3土曜3時間程度 <人間環境学科3年樋高弘一> <教員からのコメント> 人として知り合う大切さ、定例会やイベントの打ち合わせ等、活動を支える裏方の重要性と面白さを学べたのでないでしょうか。 (森田) <今年度の主なイベント> 5月 清掃・エコフェスタ 12月 20周年記6月 清掃・定例会 7月 清掃・生き物観察 1月 8月 9月 清掃・定例会 10月 清掃 11月 清掃 念イベント・定例会 2月 3月 清掃・定例会 底生生物調査 4月 清掃・総会 <実習テーマ>二宮町葛川クリーンアップ <実施団体> 葛川をきれいにする会 11 自分もこの会の 力になりたい

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る