社会貢献活動報告書2021年度
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<今年度の活動> <活動の目的、団体について> 地球の楽校の長谷川代表を中心にBamboo Culture Kamakuraという社会人グループが運営している。大学生の他、学校団体、児童クラブ、養護学校、女性グループ等も参加している。竹林を伐採し、森林を再生させる。そして、木や草花を生き物が住みやすい自然環境を保護していく。また伐採した竹を、竹の流しそうめんや竹で作った楽器などに加工し、イベント等を通じて多くの人に活動の意味を伝えている。 はじめて実習に行ったのは、10月で台風の後だった。土は滑りやすく、ジメジメし ていて、草や竹が荒れていて通れない状況だった。そこで私たちは草を刈り、竹林伐採などをして通り道を確保した。竹林を伐採する前に安全講習を行った。竹を切 るときに気を抜くと人の上に倒れる場合があり、大怪我に繋がるため、実習する上で大切な講習である。伐採した竹は、枝が付いていると機械を通すのに邪魔なの で、枝を切る。森を再生することが目的なので、生えたての木などを踏まないように気をつけながら行った。そして機械にかけて細切れにしたものをトラックで隣の 藤沢市の湘南台の農家(柿右衛門農園)まで運んで、堆肥にする。慣れてくると、どこの竹を伐るのかを自分で決め、声を掛け合い、竹を倒す向きを考えてのこぎりで切り、ロープで引っ張って倒してから、枝を切るなどの一連の作業を自分達でやれ るまでになった。 また松稜祭では伐採した竹を使って、楽器や水筒、スピーカーなどを製作し、来場者に使用してもらった。特にイベントで活用しているスリットドラムという楽器は、竹の空洞で音が変わり感動したので紹介することにした。他にも、竹で作った編みかご等 <活動から学んだこと> チームワークや安全、体調管理の大切さなどを学びました。 <コンピュータ応用学科3年芦田千華> チームワーク(伐採、運搬は声かけが必要)冷静な判断や慎重さ(竹を倒す方向)作業効率(竹や枝の切り方の作業効率)などを学びました。 <コンピュータ応用学科3年大浦幸貴> <受入団体からのコメント> 芦田さんはあまり話せなかったが、誠実によく頑張りました。大浦さんは、安全確認の声かけ等しっかりやっていてとても成長しました。本事業は、大学側の事業として提案されましたが、地域団体としても地域の人づくりの場としてとらえる必要があり、持続可能なシステムとして発展するとよいと思います (長谷川様) <○○学科〇年△△〇〇> を製作している方がいる。現在はコロナ禍で出来ないが、流しそうめんや竹になる前のタケノコを子どもたちと一緒に掘る等のイベントで多くの人に活動を広めている。 <活動場所>鎌倉市 極楽寺の裏山 <活動頻度>月2-4回 主に土日 <今年度の主なイベント> 年間を通じて、竹林間伐を中心に実施。年に数回炭化作業を行う。足場の悪くなる梅雨の時期、猛暑期を過ぎた秋~春時期を中心に活動した。 <教員からのコメント> 竹林の間伐はなかなかできない体験ですね。だんだんとコツをつかんで作業を進めている様子を見て、頼もしく思いました。安全に気を付けて活動していって下さい。森の中の活動は気持ちいいですね。 (眞岩) ←松稜祭での展示の様子。右下がスリットドラム <実習テーマ> 竹林間伐と森の再生 <実施団体> 一般社団法人地球の楽校 12 冷静な判断や安全管理、 効率的に効果を出すか チームワークを学んだ

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