社会貢献活動報告書2023
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実習活動報告 <今年度の活動報告> まず、柳の周辺の雑草の除去を行った。引地川の護岸に柳が生えており、その周囲の雑草を除去する作業である。 草を刈るだけでなく、ワルナスビという国内外来種の除 去もした。この植物は繁殖能力がすごく、他の植物の生長を妨げてしまうため、根元を引き抜くようにし他の草と分 けて取る。 (人間環境学科2年 藤井武琉) ふれあい広場の護岸の柳を守るために草刈り等を実施し、他に引地川の魚類調査やハグロトンボ調査、ゴミ拾い等を実施。毎年数回、引地川上流部「ふれあい広場」を活動拠点として、自然護岸に植えられた柳の剪定をはじめ、雑草の除去、子どもたちも参加しての魚類観察、柳の挿し木を使って新たに柳を植樹する活動を行っている。 ハグロトンボ調査は引地川に生息にしているハグロトン ボの数を数える作業である。左側と右側の岸を見る人に分かれてオスとメスを別々に分けて数を数えた。ハグロトンボ以外のトンボ調査も行った。これは引地川に生息しているあらゆるトンボの数を数える作業となっている。御嶽橋から泉の森まで歩き、川の上流から飛んでいるトンボを数える人と川の下流から川の付近にいるトンボを数える人に別れて調査した。最初はトンボを見つけることやトンボの種類を覚えることが難しかったが、作業を重ねていくうちにできるようになった。 鵠沼海岸に落ちているゴミを拾うビーチクリーンアップにも参加した。五人一組となり、ゴミを拾い集めてゴミを種類別に分別した。鵠沼海岸は比較的きれいな海岸であり、ゴミの量は少なかった。 河川清掃は引地川に落ちているゴミを拾い集める作業となっている。引地川の中や周りに落ちているゴミを、可 イチオシポイント この活動では水辺に棲む昆虫や魚などを見ることができるので生き物が好きな人にはお勧めです。 (飯塚様) 11 (眞岩) 実習テーマ 引地川の環境保護 実施団体 柳と遊ぼう引地川 <協働団体からのコメント> 川岸での草刈りの作業は、とても暑く大変だったと思いますが、弱音を吐かずによく頑張ってくれました。 トンボ調査では、トンボの識別に関心を示して、休憩時間もトンボの図鑑を食い入るように眺めていた姿が印象に残っています。 <活動の目的、団体について> 燃ゴミと不燃ゴミに分けて拾った。風で飛ばされた服やレジ袋などのプラスチックゴミが多い印象であった。 引地川の水質調査では、10箇所の水をくみ取り、アンモニウムイオンや水素イオンがどのくらいなのかを調べた。場所によって値が変わっており、同じ川の水なのに違いが見られた。 引地川かわくだり はふれあい広場で行うイベントである。家族連れの人と 引地川の生物を調べるというイベントとなっていた。自分は家族連れの人たちが生き物を獲りやすいようにサポートをしたり、川でけがをしないように見守りを行った。これは実習において一番大変な活動であり、楽しい活 動であった。 <活動場所>ふれあい広場、引地川周辺 <活動頻度>月2回程度 ・主に土曜・日曜 <年間の主なイベント> <教員からのコメント> 引地川の環境保護はとても面白い活動です。護岸活動を通じて植物や昆虫などの生態を学ぶことができます。ハグロトンボのことにとても詳しくなったと思います。年配の方に交じって地道に活動を続けて頼りにされていました。良い経験ができたと思います。 (トンボ調査は平日) 柳周辺の草刈り ハグロトンボ調査 ビーチクリーンアップ 河川清掃 等 同じ川なのに水質が違う

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