実習活動報告 イチオシポイント ・周りの人と協力して課題に気づき、その課題に取り組みます。大変なこともありますが、それができたとき自分は成長したのだと感じることができると思います。 (情報学科1年 三神紀幸) ・様々な高齢者の方々とお話しすることで自分の周りだけでは気づけなかったり、知らないことを知る貴重な機会である。 ・普段経験しない異なる世代との交流を通じて、新たな視点や学びを得ることができる。 (情報学科1年 長岡想弥) 16 (土肥) 実習テーマ 高齢者スマホPCサポート 実施団体 藤沢市老人福祉センター こぶし荘 <活動場所> こぶし荘 神奈川県藤沢市下土棚800-1 最寄り駅:長後(湘南台)駅よりバスあり <活動頻度> 主に日曜・月に1-4回程度(時期により異なる) <年間の主なイベント> 体験講座や事前準備、アンケート集計など <今年度の活動報告> 私たちは、シニア世代の方々にスマホの操作やアプリ、モバイルバッテリーなどの関連した機器の使い方を教える講座を担当した。講座を円滑に進めるために応募した方々に電話での事前聴き取りをおこなったり、受講者の傾向や、特徴を知るための講座アンケートを実施した。終了後にアンケート結果を集計、スプレッドシートにまとめ る作業やグラフ作成などもチームで話し合いながら自主 <協働団体からのコメント> 若者には、生活に欠かせないスマホですが、ボタンを1つ押すにも戸惑うシニア世代。そんなデジタル機器を通して、人とのかかわりの大切さや暖かさが、きっと学べたと思います。貴重な体験としてこの気づきを将来に活かして頑張ってください。 高齢者にスマートフォンやパソコンを便利 なものだと感じて生活してもらうために行う。 <こぶし荘について> 藤沢市社会福祉協議会が運営する高齢者の健康維持増進、生きがいと社会参加、世代間交流の場として利用できる公共施設となっている。 的に行った。 講座は主に日曜日に開催しマンツーマン形式で1回40分。10分休憩をはさみ午前3回午後3回、全部で1日6回を3人が対応するので1日に最大18人が受講可能である。原則1人につき1回のみだが、希望者が多く追加講座を開催した。 一番印象に残ったエピソードは、LINEグループでの投資勧誘詐欺である。受講者の1人が (酒井様) <活動の目的> 投資に関連するグループに招待され、有名人や投資家になりすました者から投資の話を持ちかけられていた。さらに妻を同じグループに招待しようとしていた。実習生が詐欺であることに気づき、急いで高齢者をグループから脱退させた。 そして、知らない人からのラインやメールは無視すること、特に知らないグループに招待されてしまったらすぐに脱退することを伝えた。これらの対策により、詐欺から高齢者を守ることが出来た。 <教員からのコメント> 初心者スマホ講座の電話予約から参加して大変だったと思います。特に高齢者との会話で「聞く力」と「伝える力」のスキルがUPしたと感じました。この経験を今後の学生生活に生かしてください。 (情報学科1年 長谷川航大) なりすまし詐欺から高齢者を守る
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