<今年度の活動報告> 実習活動報告 <活動頻度> 月4回程度・主に土曜日 里山の自然や生活スタイルを観察し、そこから学ぶことを心がけています。地域の人々がどのように自然資源を利用し、生態系と調和を保っているかを理解することが大切です。自然風景を好む方におすすです。 (総合デザイン学科1年 許 豪) <協働団体からのコメント> 田植え・稲刈り、薩摩芋掘り、竹間伐、特定外来植物除去、椎茸栽培等、皆さんにとっては初めての体験でとまどうことも多かったでしょうが、熱心に取り組んでくれました。感謝します。実習は終わりますが、また遊びに来てください。 (藤澤様) 22 実習テーマ 茅ヶ崎里山保全 実施団体 茅ヶ崎里山公園倶楽部 (森田) 里山の人々からは、自然生態に関する多くの知識を学 んだ。例えば、未熟なトマトには毒素が含まれていること等である。人間には微量で影響は少ないものの、鳥類に とっては致命的になる可能性があるそうだ。鳥が未熟なトマトを食べないように、未熟なトマトは収穫し、熟成を待ち、熟成した後、鳥がトマトを食べ、種子は鳥の糞と共に土に戻り、循環する。生態学的な起源においては、一部の野生のトマトは鳥や他の動物によって種子が運ばれ、散布されることがある。この知識は私にとって非常に新鮮だった。 また、他の倶楽部メンバーと彼岸花の中日文化の違いについて話し合うなどして、他者とのコミュニケーション能力を向上させることができた。 中国では彼岸花を石蒜と呼び、その特徴から花と葉が同時には見られず、生と死の狭間に生じる花とされています。黄泉の両側にこの花が生えるため、中国では不吉な花とされている。日本では、モグラやネズミなどから稲や野菜などの作物を守るために、侵入を防ごうとして彼岸花を畦に植えたと言い伝えられていた。墓地に植えられているのは同じくモグラやネズミから埋葬された遺体を守るためと言われている。 その他、この活動を通じて体力も向上した。 イチオシポイント <活動の目的、団体について> 人と生き物が共生してきた里山の仕組みを、田んぼ、畑、雑木林で体験しながら理解していくボランティア活動である。 里山の活動を通して、多くの技能を学んだ。竹の伐採方法、タマネギの栽培方法、木製階段の製作方法、自然素材を利用した装飾品の製作など、たくさんのことを学び、勉強になった。 活動内容にも徐々に慣れ、竹の間伐の時、初めて参加した会員の人に私自身が間伐のやり方を教えることができた。今回の活動を通して、私の専攻である総合デザインにおいて、生活に密着し環境を保護するデザインのインスピレーションを得ることができた。 <活動場所> 県立茅ヶ崎里山公園 谷戸の家 <主なイベント> <教員からのコメント> 修了生が何人か実習終了後も関わってくれるようになり、新しい実習生も馴染みやすくなっているようです。幹事の方は幅広くかつ深い知識とスキルをお持ちなので、学生は積極的に話しかけたり相談してみてください。 田んぼ活動 畑づくり活動 竹林・雑木林の保全活動 12月には感謝祭を開催 デザインのインスピレーション
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