眞岩宏司
圧電体の高性能化で超音波プローブの画像品質を向上
超音波プローブ(探触子)には微細加工された圧電素子が使われていますが、超音波画像の解像度は圧電体の性能によって決まります。高性能な単結晶の圧電素子の特性が最大限に発揮されるような分極処理方法、微細加工技術の開発を国内メーカーやほかの大学と一緒に進めています。超音波診断は簡単で、生体を傷つけないような診断がリアルタイムで行えるという長所があります。よく知られている胎児の診断の他にも、動脈硬化や消化器などの診断にも用いられるようになってきています。多くの人の健康な明日につながる大切な技術です。
圧電体評価装置