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野上 佳恵 研究室


野上 佳恵 准教授

所属 湘南工科大学 工学部 人間環境学科
湘南工科大学大学院 工学研究科 機械工学専攻
学部研究テーマ 心機能と運動耐容能に関する研究
大学院研究テーマ 心機能と運動耐容能に関する研究
生涯スポーツとしての波乗りに関する研究
アスリートとしてのサーファーを科学する

研究キーワード

詳細な研究キーワード:波乗り(サーフィン),平衡感覚,腰痛,心肺機能

研究概要

不安定ボード上における重心動揺の測定

わざと不安定ボードを乗せた上に片足で乗ってもらっています.
かなりグラグラしています → 重心は結構動きました

野上研究室では,「ヒト」に関する様々な研究を行っています.私自身はヒトとスポーツをテーマに運動生理学,スポーツ医学,スポーツ科学といった観点から研究していますが,学生たちにはスポーツに捉われず「ヒト」に関する研究内容を自由に取り組んでもらっています.
学生に人気のテーマは「睡眠」や「食べ物の介入」です.睡眠に関しては,睡眠の質を測定する腕時計型の測定器を装着して寝てもらうだけで様々なデータが計測できます.食べ物の介入に関しては,何か食べさせることで睡眠の質が上がるのでは?(ここでも睡眠が人気です)とか,パフォーマンスが上がるのでは?と予測を立て,被検者に食べてもらっています.食べてもらうものは,チョコレートやバナナ,蜂蜜といった定番ものですが,摂取する量やタイミングを工夫したりしています.
また,最近ではe-sports人気もありe-sports中の脳波を測定したり,学生も試行錯誤して研究に取り組んでいます.

テイクオフ時における下肢筋の使い方

浮力が異なりますが,まずは真水にてチャレンジ.横からと上から撮影しています.
下肢(ふくらはぎ)に筋電計を装着して,筋の使い方を調べています.
この後,塩を入れて海水と同じ濃度にして測定したのですが・・・やはり最大の敵は”塩”です

VRサーフィン中の下肢筋の使い方

VRにてサーフィンをしています.
下肢筋の使い方(前足と後ろ足)が時相によって異なることがわかります!

モアレトポグラフィーによる姿勢測定

ライトをあてることで,地図で示されている等高線のように身体に等高線を示すことができます.この等高線がわかることで,身体の”ゆがみ”が眼で見えます.肩甲骨の位置や筋の付き方のバランスなど,身体バランスを見ることができるので,このデータを元に身体を調整していきます(筋力トレーニングなどに役立ちます)

足圧測定〜足趾が浮いた人(浮き趾)の例

重心の位置や足圧を測定することができる機器を使用しています.写真の人は,足趾が完全に浮いているのが分かります(青は圧力が掛かっていないことを示します).足趾がきっちり圧力がかかっている状態で立つと,重心のグラつきも少なく,足全体に圧力を分散させられるため,腰痛軽減につながると考えられています.

教育研究活動

〈担当科目〉
応用健康科学,運動生理学,運動栄養学,海洋スポーツ演習(ダイビング実習),人間環境学実験1-5

〈主な所属学会〉
●日本体力医学会
●日本臨床スポーツ医学会
●日本循環器学会
●日本温泉気候物理医学会

教員紹介

SDGsとの関連

すべての人に健康と福祉を

つくる責任 つかう責任

海の豊かさを守ろう