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研究内容


主な研究テーマ

学習支援システムの開発

プログラミング教材

開発したプログラミング学習教材

学習の過程で重要なことは、「理解をする」ということです。「理解をできた」というのはどのような状況を指すでしょうか。漢字を覚えた、単語を覚えた、数式を覚えただけでは理解したとは言えません。説明できる、解釈できる、応用できる…など、これらは「理解をした」結果として出来ることです。では、我々はどのようにすれば「理解」に辿り着けるのでしょうか?「理解」に辿り着くために必要なプロセスは何か?それを取り入れた学習支援システムとしてはどのような要素を満たす必要があるのか?「理解」すべき対象によって異なるかもしれません。卒業研究では主にプログラミング学習に着目をし、研究を進めています。

教材開発

動画教材作成例

教材動画の作成例

最近は、様々な動画が日々発信されています。皆さんの中には、動画で学んでいるという方も多いのではないでしょうか?動画を利用した学びなど皆さんの学びの環境やスタイルは変化をしてきています。その中で着目されている学びのスタイルに、「反転授業」というものがあります。教室で一方向で学ぶのではなく、事前に自ら動画等を使って学び、それを前提として教室ではディスカッションや課題に取り組むことによって、学びを深めていくという学習スタイルです。いままでの受動的な学びではなく、能動的な学びを促進させるものとして注目をされています。この学びの中で、動画教材がひとつのキーとなります。能動的・主体的な学びを実現するために、教材としての動画はどのようなものであるべきか?学びやすい、学びたくなる動画としての要素(字幕、BGMなど様々)やそれぞれの効果については十分に検討されていません。卒業研究では、先のテーマとしてもリンクして、教材としての動画に関して様々な観点から研究を進めています。

認知と作業に関する研究

音楽作業実験

音楽作業実験風景(左)と色と記憶の実験(右)

我々は日常的に様々な情報に触れながら生活をしています。特に、視覚、聴覚から得られる認知情報は、意識/無意識的に我々に様々な影響を与えています。例えば、音楽です。作業を行う上で音楽は有効でしょうか?どのような音楽が効果があるでしょうか?「効果」をどう捉えるかによってもその答えは変わってきます。また、作業の種類によっても影響度合いは変わってきます。我々は様々な種類の音楽がどのような作業にどのような影響を与えるのか?ということを研究しています。また、聴覚分野の音楽だけではなく、視覚情報として「色」は作業に影響を与えるのか?などについても興味を持って取り組んでいます。これらの研究の成果は、作業効率を上げることや作業エラーを低減させるということにつなげていくことが出来ます。