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研究センター


本学では、各研究分野の専門領域を持つ教員陣が、学部・学科の枠を超えて連携する最先端の研究・教育拠点として研究センターが設置されています。大学全体の研究・教育水準を高めるとともに、新たな技術の開発を目指しています。

XRメディア研究センター

バーチャルリアリティ(Virtual Reality)や拡張現実感(Augmented Reality)。多様なリアルを追究した技術を総称して XR(クロス・リアリティ)と呼びます。従来では難しかったリアル体験を再現できる技術として、その可能性を追求しています。本センターでは、XR技術を駆使して、スポーツ、教育、エンターテインメントなど多様な分野への応用を考え、研究に取り組んでいます。


研究内容
◆ スポーツやゲームなどの多様な疑似体験システムの研究
◆ VR/AR技術における情報の提示・操作・入力手法に関する研究

先進ロボット研究センター

労働力不足や高齢者介護は最重要課題であり、ロボット技術への期待が高まっています。神奈川県は「さがみロボット産業特区」の指定を国から受けており、藤沢地区は高齢者など向け生活支援ロボットの開発を担当。本学もこの特区に参加し、研究を行っています。また、宇宙開発や災害対策用ロボットの研究開発のほか、地域の大学・関連企業と協力したプロジェクト参加などにも取り組んでいます。

研究内容
◆ 高齢者見守りロボット
◆ 高齢者移動支援ロボット
◆ 宇宙ロボット
◆ 大学案内ロボット
◆ 災害対策ロボット

AI研究開発センター

近年の高度情報化に伴い、人工知能(Artificial Intelligence /AI)や大規模データ解析など、コンピュータを用いた高度な情報処理技術が注目されています。AI研究開発センターでは、人工知能や情報理論などによる開発・活用について議論、検討を行っています。また、各専門知識を融合し新たなAI技術やデータ解析手法の構築を目指しています。


研究内容
◆ 情報理論に基づく人工知能の基礎理論に関する研究
◆ 人工知能技術を用いた大規模データ解析手法に関する研究
◆ 人工知能技術を用いた自然言語処理や画像処理に関する研究
◆ ディープラーニングの高速化とその技術を用いた人工知能の応用に関する研究

IoT先端融合センター

無線・センサデバイス・AIによる解析・分析・スマートデバイス、クラウド・量子コンピューティングなどのIoT技術開発と人間活動を扱う総合的なライフサイエンス研究、その活用力を磨くAEL(Active Engineering Learning ) の研究も行います。


研究内容
◆ IoTを進める通信・スマートデバイスの開発と制御研究
◆ IoTを進めるデータ保存・分析・解析とスマート情報処理研究
◆ IoTを活用するライフサイエンス研究
◆ クラウド量子コンピュータを用いたIoT向けの情報処理の研究

実験的空間デザイン研究センター

空間デザインにおいて、本学が所有する多彩な知と技術と感性を学科横断し結集。国際的に活躍するデザイナー・建築家なども招聘しながら実験的な創造の実現を目指します。


研究内容
◆ ビーチ・ランドスケープデザイン
◆ 空間リノベーション
◆ 風景の映像空間化
◆ 実験建築実作

耐雷研究センター

落雷によって電力系統に発生する電圧・電流の現象解明や電気設備への雷被害をなくす適切な対策・施工の手法について研究開発を進めています。また、日本最大の落雷位置標定システムによる落雷データの活用研究を行っています。

研究内容
◆ 電力系統の耐雷に関する実験・シミュレーション
◆ インターネットを活用した落雷位置標定システムの構築・活用
◆ 接地の雷サージ現象の解明
◆ 再生可能エネルギーにおける耐雷設計
主な設備
◆ 1,050kVインパルス電圧発生装置
◆ 60kAインパルス電流発生装置
◆ 日本全国に設置した落雷観測システム

量子コンピューティング研究センター

量子力学における、取りうる状態が同時に重ね合わせとして存在する性質を利用した量子ビットの超高速並列計算のアルゴリズムの研究を行っています。考案した量子アルゴリズムの有効性をIBMの実機の量子コンピュータ上で検証し、社会に貢献できるアプリケーションの実現に挑戦しています。


研究内容
◆ 量子コンピューティング・量子アルゴリズム基礎・応用研究
◆ 量子カオス基礎・応用研究
◆ 量子コンピューティング教育プログラム教材開発

新エネルギー研究センター

電気は大量に貯めておけないため、需要に応じて発電量が調整されています。地球に優しい自然エネルギー比率の増加は必須課題であり、貴重な電力を無駄なく有効に使用するための研究を行っています。

STEAM教育研究センター

技術革新により社会が劇的に変化する中、従来の文系・理系といった枠にとらわれず、さまざまな情報を活用・統合して課題発見・解決し、社会的価値を創造する力が求められています。その育成に有効とされるのがSTEAM教育。科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術・リベラルアーツ(Arts)、数学(Mathematics)を対象に、理数教育に創造性教育を加えた枠組です。本センターでは、STEAM教育教材の研究開発と実践を行います。


研究内容
◆ 小・中学生向けSTEAM教育教材の研究開発
◆ 高校生の「探究学習」向けSTEAM教育教材の研究開発
◆ 小・中学生と高校生向けSTEAM教育イベントの企画運営
◆ 大学生向けワークショップの企画運営

STEAM教育研究センター

医工学研究センター

医療機器は機械工学、電気電子工学、材料工学、情報工学といった工学的な知識・技術の結晶です。本センターでも、機械工学科、電気電子工学科、人間環境学科などの教員や学生が集まり、学科横断的に知識や技術を結集して研究を行っています。医療のさらなる進歩や安全性の向上に貢献したいと考えています。

研究内容
◆ 自動穿刺装置の開発
◆ 穿刺抵抗の解析
◆ 頭部の動きで操作できる義手の開発
◆ 重度障害者用意思伝達装置の開発
◆ 血液浄化療法の効率向上や安全性の向上に関する研究
◆ 液体を用いた呼吸法の検討

医工学研究センター

湘南ライフテクノロジー研究センター

湘南ライフテクノロジー研究センターは、生命科学と先端技術を融合させた領域であるライフテクノロジーの研究および機器開発を目的とします。特にライフテクノロジーに関する先進的な研究を通して、高齢者や障碍者のための新たな装置開発を目指します。また、湘南地域の諸問題に着目し、課題解決のための研究開発にも取り組みます。本センターでは、これらの研究活動を通して、幅広く社会のニーズに対応できる人材を育成します。

研究内容
◆ ヒト-生体情報処理に関する研究
◆ ヒト-センシング技術に関する研究
◆ ヒト-装置設計に関する研究
◆ ヒト-感性に関する研究

湘南ライフテクノロジー研究センター

湘南スポーツサイエンス研究センター(S3:エスキューブ)

スポーツを「なんとなく(感覚的)」から「科学的」に。道具を使ってヒトの身体能力や認知機能を向上させる「人間拡張」という言葉があります。例えば、眼鏡や補聴器、義足といったウェアラブル機器によるヒトの機能を補うことも「拡張」の1つといわれており、運動能力や身体機能を高めることにつながります。ヒトと道具の融合・発展に焦点をあて、スポーツという側面から人間拡張に対するアプローチを行い、ヒトとスポーツの更なる進化を目指しています。

研究内容
◆ スポーツ用具の素材と開発
◆ ヒトの身体的分析
◆ スポーツ情報分析
◆ ヒトの生活向上にむけて福祉用具の改良・開発
◆ 「拡張」に役立つ新規機器の開発

湘南スポーツサイエンス・リサーチセンター

医用画像処理研究センター

細かく分けた光の波長情報から、目に見えないものを見る技術が注目されています。私たちは、このような技術を利用した歯周病の画像診断支援技術の研究を進めています。

研究内容
◆ 歯周病の画像自動診断技術、およびそのためのシステム開発