※内容は2024年取材時
アルゴリズムの勉強にのめり込み中!
“AI×仏教”にも取り組んでみたい
“AI×仏教”にも取り組んでみたい
情報学部 情報学科 人工知能専攻 2年
旦保 惟果さん
立花学園高等学校(神奈川県) 出身
「人工知能専攻」を選択した理由
「生成AI元年」とも言われる2023年に入学した、情報学部1期生です。画像生成AIで精巧な絵が描けるようになったり、前年にリリースされたChatGPTの性能が格段に上がったり、「人工知能」が衝撃的に進化した旬の年でした。流行に乗りやすい性格なので「そんなのあるんだ!」と興味が高まり、人工知能専攻に進学しました。湘南工科大学は自宅から比較的近く、他大学よりアクセスしやすい立地だったことも理由です。また、幼い頃にSF映画やアニメなどで、人間みたいに動くロボットやAIに管理される世界が描かれているのを観て「未来っぽくて格好いい!」と感じた、憧れのようなものもありました。
父が新しいものやIT好きで、小学生の頃から子供向けの科学雑誌を定期購読していました。これから子供が触れておくとよいプログラミング言語として「Scratch」(マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語)の連載をしていたので、家のパソコンで取り組んでみましたが、なかなか自分ではうまくできませんでした。そのときの屈辱を晴らすために、高校の部活は「科学部」に所属。マインドストーム EV3というレゴロボットを使った、自律型ロボットのプログラミングに取り組んでいました。そこでもなかなか大会などで実績を積めず、少し悔しい思いをしていたのですが、せっかくここまで科学や情報工学に触れてきたので、このまま理系・情報系の大学へ進学したいなと思うようになりました。
父が新しいものやIT好きで、小学生の頃から子供向けの科学雑誌を定期購読していました。これから子供が触れておくとよいプログラミング言語として「Scratch」(マサチューセッツ工科大学のメディアラボが無償で公開しているビジュアルプログラミング言語)の連載をしていたので、家のパソコンで取り組んでみましたが、なかなか自分ではうまくできませんでした。そのときの屈辱を晴らすために、高校の部活は「科学部」に所属。マインドストーム EV3というレゴロボットを使った、自律型ロボットのプログラミングに取り組んでいました。そこでもなかなか大会などで実績を積めず、少し悔しい思いをしていたのですが、せっかくここまで科学や情報工学に触れてきたので、このまま理系・情報系の大学へ進学したいなと思うようになりました。
取り組んでいる学びや研究
大学に入って1年次後期に受けた「プログラミング実習」は、前期で学んだプログラミングを活用して、ゲーム制作をする授業でした。ようやく何か形になるものをつくれるようになったのが、とても嬉しかったです。一方で、やりたいことはたくさん出てくるのに、どうすれば動く形になるのか分からず、調べては失敗し、成功したと思ったらまた失敗の繰り返しでした。また、ゲームはチームでつくるので、普段話さないメンバーとの連携なども試されました。プログラムでモノをつくる喜びと、つくるまでの苦悩とを両方味わえる授業だったと思います。
2年次の選択必修科目「情報学課題解決実習」は、興味のあるテーマを専門にしている先生の研究室に、2年次から参加できるような授業です。本来は3年次後期から研究室に入って行うような研究に取り組むので、ほかの授業よりもカロリーは高めですが学ぶことも多く、今は、AI研究開発センターにも所属している鎌塚明准教授のもとでアルゴリズムについて勉強しています。もともとは、2年次前期に参加したICPC 2024(ICPC国際大学対抗プログラミングコンテスト)で、自分では結構解けたと思ったのに予選落ちして、「プロコンに負けたくない!」と思ったのが始まりです。プログラミングコンテストを攻略するにはアルゴリズムの知識が必須だと知り、その勉強にのめり込んでいます。
2年次の選択必修科目「情報学課題解決実習」は、興味のあるテーマを専門にしている先生の研究室に、2年次から参加できるような授業です。本来は3年次後期から研究室に入って行うような研究に取り組むので、ほかの授業よりもカロリーは高めですが学ぶことも多く、今は、AI研究開発センターにも所属している鎌塚明准教授のもとでアルゴリズムについて勉強しています。もともとは、2年次前期に参加したICPC 2024(ICPC国際大学対抗プログラミングコンテスト)で、自分では結構解けたと思ったのに予選落ちして、「プロコンに負けたくない!」と思ったのが始まりです。プログラミングコンテストを攻略するにはアルゴリズムの知識が必須だと知り、その勉強にのめり込んでいます。
「X-Tech」と将来の夢
今はプロコンに少々人生を狂わされていますが、AI開発をするための下地をやっている、とも言える感じでしょうか。
将来的には、実家が寺院なので、AIと仏教を掛け合わせたシステムをつくってみたいと思っています。既に、聖典を機械学習して、仏教の観点から悩みにアドバイスしてくれるAI研究について発表している大学もあります。アルゴリズムの勉強を通じて、複雑な課題に対して効率的かつ迅速に最適な解法を見つけ出し、技術の力で社会に貢献することが目標です。
将来的には、実家が寺院なので、AIと仏教を掛け合わせたシステムをつくってみたいと思っています。既に、聖典を機械学習して、仏教の観点から悩みにアドバイスしてくれるAI研究について発表している大学もあります。アルゴリズムの勉強を通じて、複雑な課題に対して効率的かつ迅速に最適な解法を見つけ出し、技術の力で社会に貢献することが目標です。