グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ



  1. ホーム
  2.  >  学部・大学院
  3.  >  学生からのメッセージ
  4.  >  情報学部 情報学科 情報メディア専攻2年 田中 美那海さん

情報学部 情報学科 情報メディア専攻2年 田中 美那海さん


※内容は2024年取材時
つくり上げていく工程が好き
東京ゲームショウ2024にも出展!
情報学部 情報学科 情報メディア専攻 2年
田中 美那海さん
横浜隼人高等学校(神奈川県)出身

 「情報メディア専攻」を選択した理由
中学・高校は部活で毎日忙しくて、進路を決める高3になってやっと、将来どうしたいかなと考えた時に「何かしらの作品をつくりたい」と思うようになりました。もともと数学好きの理系で、絵を描くのも工作も好きです。ゲーム制作にも興味があって、幕張メッセまで「東京ゲームショウ」を見に行ったところ、湘南工科大学が出展しているのを知りました。そして、大学が掲げている「やりたいことを、できることに。」というフレーズをWebサイトで目にした時、その言葉がストンと胸に落ちたのです。それで、情報系はこれから需要が尽きないと感じていたこともあり、情報メディア専攻を選択しました。

開設されたばかりの情報学部に入学して、カリキュラムなどがしっかり整っているのかなという不安は少しありました。ただ、それ以前に、自分がパソコンを触ったことがほとんどなくて、プログラミングを早速やるって聞いた時に「大丈夫かな?」と、そちらの不安の方が大きかったです。パソコンのキーボードに触れたことがほとんどなかったので、最初はタイピングも遅かったです。
 取り組んでいる学びや研究
2年次の選択必修科目「情報学課題解決実習」は、橘俊宏准教授のもとでゲーム制作をしています。2Dグラフィッカーとして「にゃんぱずばとる!」というゲームを前期に制作し、「東京ゲームショウ2024」に出展することができました。素材をつくり、デザインもして、ビジュアルに関わるところはすべて担当しました。それまでデザインの知識もなく、制作で使用したPhotoshopとIllustratorも2年次になって初めて触ったツールだったので、結構頑張った方だと思います。このゲームは、福岡市(福岡県)が産学官で推進している「GFF AWARD 2025」というゲームコンテストにも応募予定です。
後期はチームを組み直して、もう少し規模の小さいゲームを制作しています。プロジェクトリーダーを担いながら、エフェクトとUI、ロゴデザインに携わっています。
【紹介動画】「にゃんぱずばとる!」 

ゲームって、総合芸術かなと思っています。ただ、実際にゲーム制作に携わってみると、チーム制作特有の連携の難しさと向き合わなければならない時も出てきます。プログラミングをやりたい人、映像をつくりたい人、CGをやりたい人、音楽をつくりたい人など、同じ専攻でも向いている方向はさまざま。お互いの技術を把握していないと、これができる、できない、この期間までにはちょっと難しい、みたいなことが分からないので、お互いの理想をぶつけ合うだけになってしまい、何を選択すべきか取捨選択の壁にぶつかることもあります。締め切り間際に「え、間に合わない!?」となってしまうのが、一番よくないと思うので、そういう時は、ベストを尽くせる範囲で妥協点みたいなものを決めるようにします。たまに押し切ろうとする人もいますが、後で行き詰まらないように、そこは割とはっきりと言うようにしています。大変に感じることもありますが、それもまたスキルアップへの原動力や刺激につながっていると思っています。
 「X-Tech」と将来の夢
「やりたいことを、できることに。」という言葉そのものが「X-Tech」を表していると思います。ゲーム制作で言えば、プログラミングだけではユーザーに世界観を伝えるための雰囲気や質感などを表現するフィルターがつくれないし、反対にデザインだけが出来上がっていても中身が空っぽなコンテンツになってしまう。それぞれの技術が組み合わさって初めて「人に届くコンテンツ」ができるのだと考えています。何かをつくり上げていく工程が好きで、授業では「Webクライアントプログラミング」と「Web入門」も好きです。基礎から着実に学び、段々できることが増えていって、本格的なサイト作りができるようになっていくところが楽しいです。
ゲームエンジンのUnityではパーティクルシステムという機能が使用されていて、魔法の炎や水、草などのエフェクトをつくるには、粒子を操作する感じで細かく、根気よく数値を入力していかなければなりません。表現の幅をより広げられるよう、スキルをもっと上げていきたいと思っています。

今は自分の「やってみたい」を大事にしていて、ゲーム制作のプロジェクトを通じてエフェクトデザイナーやUIデザイナーに必要なさまざまな技術に触れ、卒業後の進路を模索しているところです。
資料請求
page top