横浜市公立学校教員採用候補者選考試験 (中学校教諭/技術科 合格)
渡邉 晴輝 さん
工学部 電気電子工学科 4年
神奈川県・川崎市立川崎総合科学高等学校 出身
神奈川県・川崎市立川崎総合科学高等学校 出身
湘南工科大学の学び
電気電子工学と教職課程の間での挑戦と成長
幼い頃から機械や電気に興味があり、ラジオを分解してその仕組みを理解しようとしていました。中学の進路選択では、機械や電気の専門知識と技術を学べる高校に進学。大学では、高校で身につけた知識を生かし、カメラなどのデバイスや回路・システムについてさらに深く学びたいと思い、電気電子工学科を選びました。
中学時代、部活のバドミントンの顧問であり、3年生の担任でもあった恩師が、いつも親身になって自分をサポートしてくれたことを思い出し、教員に少し興味を持っていました。1年次に北見由奈准教授の「教育心理」の授業内で教職ガイダンスが行われ、教職課程の説明と「教員はいいよ」という言葉に背中を押され、教員になろうと心に決めました。
中学時代、部活のバドミントンの顧問であり、3年生の担任でもあった恩師が、いつも親身になって自分をサポートしてくれたことを思い出し、教員に少し興味を持っていました。1年次に北見由奈准教授の「教育心理」の授業内で教職ガイダンスが行われ、教職課程の説明と「教員はいいよ」という言葉に背中を押され、教員になろうと心に決めました。
教職課程を履修する上で、3年次の夏休み後はとても大変でした。専門科目の授業では完成度の高い内容が求められ、難易度の高い数式を覚えるのも一苦労。その一方で、教職課程では採用試験に向けて、中学校での授業をイメージした模擬授業を先生や教職課程を履修する仲間の前で繰り返し行います。生徒に分かりやすく効果的に伝えるため、事前に作品を作り、モノを見せながら説明するなどの工夫をして、自分が納得のいくまで準備をしました。この経験を通じて、人に説明する力を身につけることができました。
教育実習での気づきと課題
教育実習で中学に行った時、今まで教職課程で学んできた内容だけでは対応できない場面もありました。実際に生徒を相手にすることで、多くの気づきを得ました。例えば、生徒の集中力が続かない、他のことに気を取られてしまうなど、さまざまな生徒にどうやって興味を持たせ、授業を進めていくかが課題でした。生徒にはできるだけ目線を合わせて話すようにしましたが、思春期の生徒に対してみんな同じように接してよいのかなど、実習を通して初めて分かり、担当の先生と一緒に考えて解決できたこともありますが、できなかったことは、今後の課題にしています。
教員採用候補者選考試験
試験を乗り越え、夢の教壇へ
横浜市公立学校教員採用候補者選考試験の一次試験では筆記試験、二次試験では、面接試験、模擬授業、適性検査が行われます。模擬授業は、当日提示されるテーマをもとに5分間で構想し、授業を実際に実施します。範囲の中でどこがテーマに提示されるか分からないので、頭の中に教科書の内容がしっかり入っていないと答えることができません。
この模擬授業の対策を数多く行ってきた経験が、自信につながり、合格することができました。
教員は、とてもやりがいがある仕事だと思っています。4月からは中学時代の恩師のように、どんな質問にも答えて、一人ひとりに寄り添い、未来ある生徒たちの可能性を伸ばせる教員を目指します。
この模擬授業の対策を数多く行ってきた経験が、自信につながり、合格することができました。
教員は、とてもやりがいがある仕事だと思っています。4月からは中学時代の恩師のように、どんな質問にも答えて、一人ひとりに寄り添い、未来ある生徒たちの可能性を伸ばせる教員を目指します。
湘南工科大学でよかったこと
教職課程で出会った仲間と共に学び、成長した日々
専門科目、教職課程などカリキュラムの内容がよかったことと、教職課程を履修している仲間に出会えたことがよかったです。 同じ夢を持って悩みも喜びも共感できる仲間がいたから諦めずここまでくることができました。学科もさまざまなので、自分の学科以外で知りたいことも教えてもらえたり、教えたりと幅広い知識を共有することもできました。
メッセージ
教員を目指す人たちへ
教職課程の履修は、実習や課題が多く、時間のやりくりが難しいことがあります。教員への挑戦を乗り越えるためには、計画的な学修と自己管理が鍵となります。目標を決めたら諦めずに粘り強くやり遂げてください。また、入学時に少しでも教員に興味があれば、「教職ガイダンス」に参加することもお勧めします。