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今週の1冊


推薦文

4/17 未来学 : 人類三千年の「夢」の歴史 / ジェニファー・M・ギドリー著 ; 南龍太訳

【2025/3/15日本経済新聞掲載】
大阪で万博(万国博覧会)が始まりました。スマートモビリティ、SDGs、アートなど、未来社会のデザインをコンセプトに様々なパビリオンが展開されるとのことですが、ここで予測される未来は、現実にはどれほどの時間をかけ、どの程度まで実現できるのでしょうか。タイトルにある「未来学」とは、1970年代に急速に発展した、未来をさまざまな角度から研究・推論する学問の総称で、著者はかつて世界未来学連盟の会長を務めていました。いつの時代も多くの人が予測や憶測のもとに未来について考えを巡らせてきましたが、本書はより批判的かつ俯瞰で未来を研究する入門書となっています。10年、20年先の未来も1時間先の未来も、完璧に予測できるわけではありませんが、自分の頭で考え、言葉にすることで、明るいものばかりとは限らない未来を見据えることが大切ではないでしょうか。(TM)

4/24 役に立たないロボット : 日本が生み出すスゴい発想 / 谷明洋著

【2025/4/6読売新聞掲載】
aiboやLOVOTなど、可愛らしさや癒しを提供するロボットたちを通じて、働かないロボットたちの存在意義を問い直す本書は、「役に立たない」ことがもつ深い意味を掘り下げています。桃太郎の話を途中で忘れるロボットや、自力ではゴミを拾えず人に拾ってもらうゴミ箱ロボットなど、様々なロボットが紹介されており、それぞれに日本独自の文化や精神性が反映されています。本書にも登場するLOVOTは、本学でも学生や教職員に日々癒しを与えており、まさに人間とロボットの新たな関係を象徴する存在といえるでしょう。効率や生産性に偏る現代社会において、人間の感情やつながりの大切さを再認識させてくれる一冊です。(ME)

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