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工学部 電気電子工学科工学部 電気電子工学科

工学部電気電子工学科

ELECTRICAL AND ELECTRONIC ENGINEERING

日本の大学施設としては有数の大規模落雷実験施設
さまざまな状況や環境を想定した落雷をシミュレートできる実験設備を擁する

エネルギー・情報通信電気と電子技術を学び
社会基盤を支える技術者になる

パチンッと音を立てて放電する静電気や、轟き光る雷はすべて電気。そして雷は大きな電流を伴う放電現象。雷が落ちれば命に係わるだけでなく、電子機器や通信回線への影響も深刻な問題になる。現代社会に「電気」は欠かすことができない。そのため雷がどこに落ちたか見つけ電力システムや通信設備などを守る技術開発は、常に社会から求められている。「電気」が発明されて以降、電気電子工学はその時々の“現代社会”の基盤を支え続けてきた。電気電子工学科は、社会の一歩先をいくエネルギー・情報通信を支える技術者を養成する。

皮膚のわずかな動きを読み取る薄型センサーと、回路設計の電動義手開発
光ファイバー通信の伝送容量を劇的に増やすための研究

X-Tech LaboratoryLaboratory

電気電子工学科成田 研究室

成田 知巳 教授

雷の脅威から暮らしを守る
落雷位置標定システム

ICTを活用した、高精度で低コストの落雷位置標定システムの研究開発を行っています。気象における減災を目的に、日本をはじめ、世界各国の大学や気象局、ボランティアなどと連携してシステムの受信局を設置し、リアルタイムで落雷情報を得ることができます。特に、落雷被害の多いインドなどアジア圏の減災に役立てることを目的に、アジア各地に雷の観測網の整備を多く進めています。グローバルなネットワークを生かすことで、どこに住んでいても自然の脅威から人々の生活を守ることに貢献できるのです。また、海上保安庁が運営する、さまざまな海の情報を集約している“海しる”というサイトに私立大学としては初めて情報提供をしています。最近では、iOSアプリ“Blitz Map”を開発し、無料で提供を始めました。人々の安心安全のために、産官学で連携しながら、より高精度で安定的なシステムになるように引き続き研究し、改良を行っていきます。

Message

電気電子工学科で学べば、自分が技術者として、ICTを活用しながら世の中のどの分野で活躍したいかが見えてくると思います。社会に貢献できる自分になるために、共に成長していきましょう。

専門・研究分野

電力工学、高電圧工学、防災工学

研究テーマ

電力設備の耐雷設計・保守高度化に関する研究
電力系統を構成する送電、変電、配電設備は、常に自然環境にさらされています。なかでも雷は電力系統にとって最大の脅威であり、事故のもっとも大きな原因となっています。本研究室では、合理的な耐雷設計に関する研究および設備の保守高度化に関する研究をしています。

研究キーワード

落雷位置標定装置、雷サージ解析、
気象災害防止

7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに9 産業と技術革新の基盤をつくろう13 気候変動に具体的な対策を