ロボットが好きで、中学時代はロボット研究部に入っていました。そのうち、モーターに興味をもったんですね。不思議じゃないですか？目に見えない電気が目に見えるカタチでモーターを動かす。いったいどういうことなんだろう？って。面白いなぁって思って、電気について学びたくなって湘南工科大学に入学しました。

授業では座学で学んだことを実際に確かめることができる実験実習系の科目全般が好きでした。理論を実験で検証できるので、回路や部品についての理解も深めることができました。学業以外でもロボット研究部の主将を務め、マイコンカーラリーという大会を開催し運営者として関わりました。賞品一つ決めるのにもいろいろな立場の人の意見を取り入れていくので、ものすごく時間がかかるんです。大変なことも多かったですが、とてもいい経験でした。やり遂げた時は最高の達成感でした。

回路設計の仕事がしたくて、株式会社TERADAに入社しました。今は、商業施設やオフィス、学校などのフロアコンセントの設計および試作品の検証などを行っています。実は湘南工科大学附属高校のPC教室には、私のチームが設計したフロアコンセントが設置されているんです。一概に床といっても素材や広さなど環境はさまざまです。その中でお客様の要望に応えるベストなフロアコンセントが設計できるように、日々考えを巡らせています。ついつい商業施設なんかに行くと、フロアコンセントに目がいっちゃうんです。それで「僕だったらこうするな」なんて思ったりして。自分で考えモデリングした試作品が届いた時は最高の気分です。頭で考えていたものが目に見えるカタチとなって現れた時はすごく感動します。

まだまだ余裕がないので、早くゆとりをもって仕事ができるようになりたいです。自分の仕事のペースをつかみたい。
先輩たちが「これ、自分が設計したフロアコンセントなんだ」なんて言っているのを見て憧れます。私が設計したオリジナルのフロアコンセントを家族や友人たちに見せることが夢です。

そしていつか特許を取って会社に貢献したいと思っています。それまで、まだ道のりは長いと思いますが、安心して仕事を任せてもらえるように着実に日々努力と経験を積み重ねていきたいです。