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リアルを超える夢見た世界をアウトプットリアルを超える夢見た世界をアウトプット

リアルを超える夢見た世界をアウトプット

情報学部 情報学科
(工学部
コンピュータ応用学科3年)
湘南工科大学附属高等学校出身
高橋 真音

大学祭で出会ったデジタルアート
インタラクティブな仮想世界の
トビラが開いた

小さい頃から絵を描くことが好きでした。デジタルアートに興味を持ったのは、中学生の時、本学の大学祭でコンピュータ応用学科(現:情報学部 情報学科)の研究室による展示発表を観たことがきっかけです。プロジェクションマッピングやモーションセンサーを活用したメディア作品など、CGやプログラミングなどの技術が融合したインタラクティブな仮想世界に引き込まれました。高校時代から独学でCG制作を始めたのですが、より本格的に学びを深めるために本学科へと進みました。

入学後は3DCGソフトを用いたCG制作の技術を磨きつつ、プログラミングを中心に、基礎的なICTスキルの向上にも力を注ぎました。授業ではC言語やJavaなどのプログラミング言語を用いてアプリやWebサイトなどを作成します。そうした成果物は、その時点での学修の理解度や技術レベルの指標になると共に、さらに完成度を高めたいというモチベーションにもなり、学びの向上心や新しい知識・技術への好奇心につながっていると思います。

ゲーム開発プロジェクトで掴んだ
クリエイターとしての喜びと確かな手応え

2年次からは興味のある分野にチームで取り組むプロジェクト型の授業を履修。その中で、私はゲーム開発プロジェクトの一員としてCG制作を担当しました。チームでの共同作業は個人での制作活動とはまるで勝手が違い、自身の考えを正確に伝えたり、それぞれの認識や方向性を擦り合わせたりする必要がある場面が多く、コミュニケーションスキルの大切さを実感しました。同時に、それぞれの視点やスキルをかけ合わせ、PDCA(Plan:計画→Do:実行→Check:評価→Act:改善)のプロセスを実践しながら、チームで一つのものを作り上げることの楽しさと達成感を得ることができたのも大きな収穫です。

制作したゲームは「東京ゲームショウ」に出展しました。世界中から最先端のエンターテインメントが集う展示会に参加し、自分の携わった作品が多くの来場者の目に触れ、実際にゲームをプレイした方から感想をいただく機会もあるなど、貴重な体験の中でたくさんの刺激を得ることができました。

頭の中にある世界を大きく広げて
観る人の心を動かす3DCGデザイナーに

将来は、3DCGデザイナーになりたいです。個人的に描く対象としては虫や魚、動物などが好きで、その姿形や生態を観察したいという理由もあり、昔から趣味でいろいろな生き物を飼育しています。現在もアフリカヤマネという小型のげっ歯類やポリプテルス・エンドリケリーという古代魚など、ちょっと珍しい動物をペットにしています。そんなマニアックな生き物好きを満足させられるような3DCGによる動物園や水族館を作ることも目標のひとつです。

CGは、実写の画像や映像では表すのが難しい描写、例えば「昨日見た夢」を表現したいときに一番適したツールだと思っています。創作の上ではリアルさの追求やディテールの作り込みだけでなく、世界感にこだわった作品づくりを心がけています。観る人を引きこみ、心を動かせるような作品が創れるクリエイターになりたい。そのためにも知識・技術を高めるだけでなく、より多くの作品や事柄に触れることで感性や創造力を磨き、デザインや表現の引き出しを増やしながら、自分らしいオリジナルの作風を確立していきたいです。

※学年・内容は取材時