[研究テーマ]
「経済」と「安全保障」を融合させた新しい国際政治学の模索
[主な担当科目]
国際政治経済、外交と安全保障、共通基盤ワークショップ(世界と日本の政治と経済)
[取得学位]
経済学士 (早稲田大学 政治経済学部)
政治学修士 (早稲田大学 政治学研究科)
政治学博士 (論文博士、東海大学 政治学研究科、2015年)
「経済」と「安全保障」を融合させた新しい国際政治学の模索
[主な担当科目]
国際政治経済、外交と安全保障、共通基盤ワークショップ(世界と日本の政治と経済)
[取得学位]
経済学士 (早稲田大学 政治経済学部)
政治学修士 (早稲田大学 政治学研究科)
政治学博士 (論文博士、東海大学 政治学研究科、2015年)
専門・研究分野
経済安全保障、エコノミック・ステイトクラフト
研究テーマ
経済安全保障
「経済」が「安全保障」にどのように利用されているのかを研究しています。貿易協定、開発援助、半導体、5G、蓄電池、デジタル通貨、ブロックチェーン、デジタルプラットフォーム、レアアース、医薬品原薬……。現代は多種多様な経済リソースが戦略的な「武器」になる時代です。我が国の生存と繁栄にとって「適切な経済安全保障とは何か」を考えます。
「経済」が「安全保障」にどのように利用されているのかを研究しています。貿易協定、開発援助、半導体、5G、蓄電池、デジタル通貨、ブロックチェーン、デジタルプラットフォーム、レアアース、医薬品原薬……。現代は多種多様な経済リソースが戦略的な「武器」になる時代です。我が国の生存と繁栄にとって「適切な経済安全保障とは何か」を考えます。
研究キーワード
経済安全保障、エコノミック・ステイトクラフト、デジタル人民元、TPP(環太平洋パートナーシップ)、デカップリング、デリスキング
SDGsとの関連
主な研究業績
<著書>
- 『続・経済安全保障―安全保障のための経済手段―』
日本経済評論社、2024年
http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/2662 - 『経済安全保障―経済は安全保障にどのように利用されているのか―』
日本経済評論社、2013年
http://www.nikkeihyo.co.jp/books/view/2247
<分担執筆>
- 「中国のエコノミック・ステイトクラフト――経済の武器化と求められる対策――」伊集院敦・日本経済研究センター編『アジアの経済安全保障――新しいパワーゲームの構図――』(日本経済新聞出版、2023年)81-101頁。
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/05/10/00805/ - 「経済安全保障からみたロシア・ウクライナ戦争」国際経済連携センター編『ウクライナ侵攻と世界――岐路に立つ国際秩序――』(産経新聞出版、2023年)62-69頁。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784863061651 - 「経済安全保障」広瀬佳一、小笠原高雪、小尾美千代編『よくわかる国際政治』(ミネルヴァ書房、2021年)、118-119頁)。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784623092697 - 「経済援助・経済制裁」(同上)、120-121頁。
<論文>
<書評>
- 「人民元の国際化とデジタル化――地政学的な含意――」
日本国際政治学会2023年度研究大会提出論文(部会「決済制度の政治経済学」)、2023年11月、1-12頁。 - 「エコノミック・ステイトクラフトの歴史と未来――メガラ禁輸からTPPまで――」
『国際政治』第205号、2022年2月、29-44頁。 - 「COVID-19後の中国をめぐる経済安全保障――脅威国との通商、デジタル人民元、デカップリング――」
『国際安全保障』第49巻第3号、2021年12月、38-57頁 - 中国台頭に対する安全保障手段としてのTPP
日本国際政治学会2018年度研究大会提出論文(東アジア分科会「東アジアの外交・安全保障の諸問題」)、2018年11月、1-10頁 - Close Economic Exchange with a Threatening State: An Awkward Dilemma over China
Asian Security, Vol.14, Issue.4, 2018, pp. 155-171.
https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/14799855.2017.1312348 - The Geography and Geopolitics of the Renminbi: A Regional Key Currency in Asia
International Affairs, Volume 94, Issue 3, 2018, pp.535–552.
https://academic.oup.com/ia/article-abstract/94/3/535/4992399?redirectedFrom=fulltext - 「経済制裁をめぐる4つの問い―より適切な理解のために―」『湘南工科大学紀要』第52巻第1号、2018年2月、103-116頁
https://ci.nii.ac.jp/naid/120006400207/ - 「経済と安全保障の交差点」
『国際問題』第643号(日本国際問題研究所、2014年9月)、5-13頁
http://www2.jiia.or.jp/kokusaimondai_archive/2010/2014-09_002.pdf?noprint - 「経済安全保障と勢力均衡 ―台頭する中国への反応― 」
『国際安全保障』第39巻第1号(国際安全保障学会)、2011年6月、80-101頁 - 「経済安全保障 ―経済は安全保障にどのように利用されているのか― 」
日本国際政治学会2010年度研究大会提出論文(安全保障分科会「安全保障の理論研究」)、2010年10月、1-15頁
- 中国の経済安全保障 ―中国・ASEAN自由貿易協定と人民元エリア―
『国際政治』第159号(日本国際政治学会)、2010年2月、146-161頁
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaiseiji/2010/159/2010_159_146/_pdf - Economic Security: Its Strategic Types and Usefulness
『湘南工科大学紀要』第43巻第1号、2009年3月、135-142頁 - Another Logic of Anarchy: Economic Prosperity, Economic Dependence, and Relative Losses
『湘南工科大学紀要』第42巻第1号、2008年3月、99-105頁 - 「経済安全保障概念の再考察 ―経済的価値・脅威・手段― 」
『国際安全保障』第34巻第1号(国際安全保障学会)、2006年6月、107-130頁 - 「ナショナリズムと安全保障」『湘南工科大学紀要』第39巻第1号、2005年3月、81-92頁
- 「経済的相互依存は平和をもたらすのか」
『公益学研究』 第5巻第1号(日本公益学会)、2004年7月、9-15頁 - 「勢力均衡理論と国際政治の現実―モーゲンソー、ウォルツ、 ポスト・ウォルツ―」
『湘南工科大学紀要』第37巻第1号、2003年3月、77-90頁 - 「ASEAN地域フォーラム再考 ―アジア太平洋多国間安全保障対話の起源・現状・将来― 」
『海外事情』第49巻第1号(拓殖大学海外事情研究所)、2001年1月、74-91頁 - 「コンストラクティビズムの安全保障論 ―国家安全保障への規範・文化の影響― 」
『早稲田政治公法研究』第63号(早稲田大学政治学研究科)、2000年4月、53-82頁 - 「日本の同盟政策 ―パワーと脅威の視点から― 」
『新防衛論集』第27巻第2号(防衛学会)、1999年9月、89-108頁 - 「国際理論における「構造-プロセス問題」の研究 ―K.N.ウォルツの場合(3)― 」
『早稲田政治公法研究』第56号(早稲田大学政治学研究科)、1997年12月、59-90頁 - 「国際理論における「構造-プロセス問題」の研究 ―K.N.ウォルツの場合(2)― 」
『早稲田政治公法研究』第54号(早稲田大学政治学研究科)、1997年4月、35-64頁 - 「国際理論における「構造-プロセス問題」の研究 ―K.N.ウォルツの場合(1)― 」
『早稲田政治公法研究』第53号(早稲田大学政治学研究科)、1996年12月、67-94頁
<書評>
- Dale C. Copeland,Economic Interdependence and War
『国際安全保障』第44巻第1号(国際安全保障学会、2016年6月)、103-107頁 - Jean-Marc F. Blanchard and Norrin M. Ripsman, Economic Statecraft and Foreign Policy: Sanctions,
Incentives, and Target State Calculations
『国際安全保障』第41巻第4号(国際安全保障学会、2014年3月)、122―126頁
<競争的研究資金>
- 「対中共存のための経済安全保障の研究:経済的関与とデカップリングを超えて」(文部科学省科学研究費補助金、基盤研究C、研究代表者)
- 「デジタル通貨がグローバルなパワー分布に与える影響」(文部科学省科学研究費補助金、基盤研究B、研究分担者)
主な所属学会
日本国際政治学会、国際安全保障学会、世界国際関係学会(ISA)
趣味
鎌倉の散策(浄智寺と獅子舞の谷が好きです)