森田 恵 特任講師

国内外の働く人の支援や途上国の女性の社会参画を支援する国際労働運動や国際協力NGO、フェアトレードタウン運動、生活困窮者就労支援等に従事してきました。物事を捉えるには、現場と既存の枠組みとの”ずれ”が大事だと思っています。“ずれ”を感じるためには、現場をよく知り、また自分自身もよく知る必要があります。自分自身の認識と周りとの“ずれ”は、自分のアイデンティティを明確にするための大事な要素です。一方で、社会のしくみから生じる “ずれ” の背後には、声を出せない無数の存在の可能性があり、そこにこそテクノロジーや市民社会の取り組みの新たなチャンスがあります。
ところかわっても　同じ地球でヒトはヒト　学生の皆さんには、“ずれ”を恐れず、大学生活における自分自身の小さな気づきやアクションを大事にして、仕組みを変える市民になってほしいと願っています。

主な担当科目

社会貢献活動1・2、社会貢献活動概論

取得学位

開発学修士

専門分野

開発学、フェアトレード、市民活動とまちづくり

研究テーマ

フェアトレードや社会課題をツールとした地域における対話と学びの場づくりおよび相互成長のプロセス

主な研究業績

＜著書＞

（共著）長坂寿久他『フェアトレードビジネスモデルの新たな展開-SDGs時代に向けて』明石書店、2018年、第13章
（共著）特定非営利活動法人シャプラニール＝市民による海外協力の会編著『進化する国際協力NPO-アジア・市民・エンパワーメント』明石書店、2006年、第6章（表記は新姓使用）

＜論文＞

秋吉恵、森田恵、奥貫麻紀、秦憲志(2023)：大学生の地域活動は地域に何かをもたらし得るのか?⁻活動に関わるアクター間の関係性からの考察⁻,ボランティア学研究,23,57-68.
森田恵(2021)：非対話化フェアトレードを補完するフェアトレードタウン運動の評価,湘南工科大学紀要,55（1）,93⁻105.

＜学会報告＞

秋吉恵、桜井典子、森田恵、奥貫麻紀、秦憲志「人口減少社会において地域を基盤とした学習は地域と大学に何をもたらすのか？」第30回大学教育研究フォーラム、企画セッション、2024年3月
秋吉恵、森田恵、奥貫麻紀、秦憲志「大学生の地域活動は地域に何かをもたらし得るのか？：活動に関わるステークホルダー間の関係性からの考察」国際ボランティア学会第23回、企画セッション、2022年2月