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井上研究室が宇宙エレベーターチャレンジで好成績を達成


11月5日~6日、茨城県水戸市千波町で開催された「第8回宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC2016)」において、本学機械工学科の井上文宏教授の研究プロジェクトチームが参加し、好成績を達成しました。
この研究は、株式会社大林組と共同で行っているもので、今回が3回目のチャレンジとなります。

SPECは、将来の宇宙エレベーター構想(地上と宇宙ステーション間をエレベーターで結合し、人や物資の輸送を合理化する技術)の実現を目指す基礎技術として、テザードバルーンを用いた各種実験と各チームが自作した自走式昇降機(クライマー)による走行実験の記録検証を行う競技会です。今年は水戸市の市街地で開催されたこともあり、多くの見学者訪れる中、大学や企業、有志団体など15チームが参加しました。

本学は、一昨年に製作したクライマーの改良・改善を行い、カラーも一新させた「グリーン・パール」号でクライマーチャレンジに望みました。
今回のチャレンジでは時間内に高度160mを3回連続して往復昇降することができ、制御システムや安全面でも十分な性能を発揮することができました。チャレンジ後の電池残量も60%で、あと3回以上の昇降も可能であったと推測されます。

チャレンジ当初から、安定した昇降を続けてきたクライマーですが、井上教授は「今後は、より高速なクライマー設計に 望み、数1000mへの挑戦を実施していきたい」と話しています。
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