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総合デザイン学科の3年生がユニバーサルデザインコンペで受賞しました


2020年12月3日、「第2回デザインアワード」の授賞式がオンラインで開催され、コンペティションに応募した本学総合デザイン学科3年の石川詞央里さんが佳作に入選し、表彰を受けました。主催は株式会社ユニバーサルスペース。

同コンペティションは、ハンディキャップを抱えている中での暮らしに関するバリアフリーをユニバーサルデザインの観点から考えるもので、今回のテーマは「安心・安全な住み良い家づくりにつながるユニバーサルデザイン」。介護保険の対象となる「手すりの取付」「段差解消」「床材変更」「扉の交換」「洋式便器への交換」の5種類にテーマを絞り、高齢者、家族・介護者のみんながほっと笑顔になれるデザインアイデアを募り、全国各地の高校生から50代まで、さまざまな年齢層が応募しました。

石川さんの作品「森の木格子」は、主に高齢者が自力で入浴するための手すりですが、在宅介護における利用者(高齢者)と、それを支える介護者(家族)の両者が快適に使用できる入浴空間を考案しました。
間伐材を使った木格子を利用者に適した高さで浴室の壁に張り巡らすことによって、浴室での歩行や浴槽への出入りに手すりとして使うことができ、自力での入浴がスムーズになり、転倒防止にも役立ちます。また、木材を利用しているので浴室の保温効果も望め、使い方を工夫すれば、格子に物干し竿をかけて洗濯物を干すことなどもできます。

今後、石川さんのデザインアイデアが、高齢者と高齢者を支える家族の役に立つ製品につながっていくことを期待します。

石川さんのコメントは以下の通りです。
昨年、第1回デザインアワードで、同級生の諸星くんが佳作を受賞し、私も参加してみたいと第2回の開催をとても楽しみにしていました。
授業でも、高齢者に向けたプロダクトの企画を行ったことはありますが、自分と違う年齢層の方へ向けた商品を考えるのは、とても難しかったです。
ただし、今回は、「高齢者・介護者・家族が笑顔になれるようなデザイン」という副題があったので、「家族みんなにとって、心地よい空間になる場所を作るための提案」ができたらと思い、デザインしました。
受賞式の講評でも、「画面から温かさ・やさしさが伝わるプレゼンテーションになっている」と褒めていただきました。
日ごろから、作品の魅せ方にこだわってきたので、プロの方々に認めていただけたのは、本当に嬉しかったです。
来年の同アワードでは、さらに上を目指したデザインアイデアを提案したいと思っています。
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