2021年11月26日~28日、「宇宙エレベーターチャレンジ2021(SPEC2021)」が開催され(開催場所非公開)、本学先進ロボット研究センター・機械工学科 井上文宏教授の研究室および学科横断型学修プログラム・ロボティクスコースのチームが参加しました。主催は(一社)宇宙エレベーター協会。
本学における宇宙エレベーターの研究は、2014年から株式会社大林組と共同で行っており、現在は、井上研究室および学科横断型学修プログラム・ロボティクスコースの学部生・大学院生10人(大学院2人、4年1人、3年5人、2年2人)が携わっています。宇宙エレベーターチャレンジは2009年から毎年開かれており、今年は大学や企業など約16チームが共同実験として参加。本学のチームは、学内のSITチャレンジ制度※を活用し、当日は6人(大学院生2人、学部生4人)が参加しました。
SPECは、宇宙エレベーター向けに開発された昇降機の性能実験を目的とした、垂直約100~200mに張られたテザー(ベルト又はロープ)上を自律走行型の機械(クライマー)が走行する技術チャレンジです。ただ、垂直に100mのテザーを張れる実験環境は限られてしまうため、今年は昨年に引き続き、斜面を利用した、傾斜角約60度・高度200mのクリフテザーで行われました。
本学における宇宙エレベーターの研究は、2014年から株式会社大林組と共同で行っており、現在は、井上研究室および学科横断型学修プログラム・ロボティクスコースの学部生・大学院生10人(大学院2人、4年1人、3年5人、2年2人)が携わっています。宇宙エレベーターチャレンジは2009年から毎年開かれており、今年は大学や企業など約16チームが共同実験として参加。本学のチームは、学内のSITチャレンジ制度※を活用し、当日は6人(大学院生2人、学部生4人)が参加しました。
SPECは、宇宙エレベーター向けに開発された昇降機の性能実験を目的とした、垂直約100~200mに張られたテザー(ベルト又はロープ)上を自律走行型の機械(クライマー)が走行する技術チャレンジです。ただ、垂直に100mのテザーを張れる実験環境は限られてしまうため、今年は昨年に引き続き、斜面を利用した、傾斜角約60度・高度200mのクリフテザーで行われました。
このチャレンジに際し、大学内で約10mの走行試験を行ってから当日のチャレンジに挑みました。当日の実験順序は、傾斜角45度・高度20mのテスト走行をしたのち、傾斜角45~60度・高度200mの本走行を行います。今年はクライマー2台・2チームで臨み、高重量型のブルーパール7号はテスト走行および本走行(往復400m)を無事完走し、軽量高速型ブルーパール8号はテスト走行を完走しました。タイトなスケジュールの中、2台のクライマーのハードとソフトの開発を両立しながら予定通り完成させ、当初の目的を達成することができました。
参加した学生のコメント
自律走行するクライマーの製作に非常に苦労しました。テストでクライマーが動いても本走行で何が起こるか分からないため、クライマーが無事下降してくるまで緊張していました。無事走行できてホッとしました。(機械工学科3年・学科横断型学修プログラム ロボティクスコース 先納尚樹さん)
今後、さらに研究を重ねて、目的に応じた最良のクライマーを開発できるように、日々取り組んでいきたいと思います。(大学院・機械工学専攻博士前期課程1年 寺田百恵さん)
※SITチャレンジ
自律走行するクライマーの製作に非常に苦労しました。テストでクライマーが動いても本走行で何が起こるか分からないため、クライマーが無事下降してくるまで緊張していました。無事走行できてホッとしました。(機械工学科3年・学科横断型学修プログラム ロボティクスコース 先納尚樹さん)
今後、さらに研究を重ねて、目的に応じた最良のクライマーを開発できるように、日々取り組んでいきたいと思います。(大学院・機械工学専攻博士前期課程1年 寺田百恵さん)
※SITチャレンジ