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池原准教授・小島教授がIEEE GCCE 2022「Demo! Award」で受賞


2022年10月18日~21日に大阪府豊中市で開催された国際会議IEEE GCCE 2022の「Demo! Award」で、工学部・人間環境学科の池原 忠明 准教授および共同研究者の機械工学科 小島 一恭 教授が「outstanding prize」を受賞しました。

IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)GCCE(Global Conference on Consumer Electronics)は、アメリカに本部を持つ電気情報工学分野の学会が主催する、家電に関する国際会議です。

池原 忠明 准教授は、衝突防止、遠隔操作可能な電動車椅子を発表し、デモセッションにおいて優秀な発表を行った研究者を表彰する「outstanding prize」を受賞しました。


【発表題目】
Usability Evaluation of Operating Devices for Electric Wheelchairs

【研究目的・内容】
本研究の目的は、電動車椅子のジョイスティックを小型化し、操作性の向上や超音波センサーによる衝突回避・カメラを用いたリモートコントロールなどが可能な車椅子を開発することです。今までの電動車椅子は、肘をアームサポートに置き、手を伸ばして操作していましたが、小型化およびコードを延長することで、自由な姿勢で電動車椅子を操作することが可能となりました。さらに、コードを延長したことで介助者が電動車椅子を操作することができるようになりました。また、カメラを搭載して画像認識およびリモートコントロールができるようにしています。

【今後の展望】
今後は、GPSを搭載し、自動運転電動車椅子の製作を行っていく予定です。自動運転が可能となれば、認知症により帰宅が困難となった場合でも自宅に戻ることが可能となります。さらに、電動車椅子のリモートコントロールが可能となれば、遠隔で電動車椅子の介助ができるようになります。本装置を開発することで遠距離の車椅子使用者との交流が可能となります。例えば、電動車椅子使用者の親と遠方の子が遠隔操作で電動車椅子を使った散歩の疑似体験をできるようになります。

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