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松川忠彦さんが自動車技術会 大学院研究奨励賞を受賞


2023年3月7日、大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程2年の松川忠彦さんが、公益社団法人自動車技術会「大学院研究奨励賞」を受賞しました。

公益社団法人自動車技術会では、自動車に関連した技術分野の研究を対象として、大学院生の学業の向上発展に資することを目的に「大学院研究奨励賞」を設けています。同賞は、大学院で優れた研究を行った大学院修了予定者を表彰するもので、大学からの大学院専攻長および指導教員からの推薦が必要となります。

【受賞者】松川忠彦さん
【所属・学年】大学院工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程2年
【指導教員】佐藤 博之 教授
【受賞機関】公益社団法人自動車技術会
【受賞名】大学院研究奨励賞

【受賞研究題目】小型水素ロータリーエンジンの燃焼特性に関するCFD解析

【研究概要】
本研究は、低環境負荷を実現する技術の一つと考えられる、小型動力源としての水素燃焼を対象とした数値解析的な研究です。5cc程度の容積を持つロータリーエンジンのモデルを構築し、定性的にモデルの妥当性を検証・議論の上、水素燃焼のサイクル的解析および燃焼室内の流動解析を行いました。水素燃焼モデルとしては、詳細化学反応モデル(素反応モデル)を用いています。小型ロータリーエンジン内の流動・燃焼挙動に関する一連の解析より、燃料の当量比の影響、混合気の噴射量の影響、燃焼室内の熱発生率の時系列挙動などを明らかにすることができました。


大学院の2年間は一から研究環境を構築し、学術講演会での研究発表も通じて、研究内容をブラッシュアップした成果が認められた形となりました。なお、研究成果は100ページ以上の修士論文としてまとめられています。
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