2023年3月に一般財団法人新エネルギー財団が公開した「小水力発電1,000kW未満仕様標準」を策定する検討委員会に、工学部 電気電子工学科の成田知巳教授が「分科会2(発電機)」の座長として、また、卒業生の西川雄基さん(田中水力株式会社勤務、本学工学部 機械工学科卒業、大学院 工学研究科 機械工学専攻 博士後期課程修了)が「分科会1(水車)」の委員として参加しました。
本件は、経済産業省の「令和4年度水力発電の導入加速化補助金」を受けた一般財団法人新エネルギー財団が八千代エンジニヤリング株式会社に委託し、1,000kW程度未満の小水力発電機器を対象として標準的な購入仕様を調査検討し、発電事業者、機器製作者ともに合理的な購入仕様を示すことによりイニシャルコストの低減に資することを目的として実施されたものです。検討を進めるにあたっては、水力発電機器に関わる専門家で構成する専門委員会が設置され審議が行われました。
水力発電は、エネルギー自給率が低い日本において、再生可能エネルギーの中でも安定的な電力供給を長期にわたり行うことが可能な電源と位置付けられています。 一方で、水力発電所の新規開発には設備費をはじめとしたイニシャルコストの高さが課題の一つとなっています。さらに、水力発電所は、大出力発電所から農業用水で発電する小規模発電所まで規模が大きく異なるにも関わらず、機器発注の際に参考として利用される標準的な購入仕様には小規模発電に即したものがなく、小規模発電事業者とメーカーは膨大な書類の作成や多数の試験を行う必要があり、そのコストを負担しなければなりませんでした。そこで、小規模発電に即した購入仕様を作成することを目的に、事業者とメーカー、監督官庁の経済産業省 資源エネルギー庁も加わり、検討会が開催されました。
今後、本購入仕様が小水力発電の導入検討や見積書作成時に活用され、小水力発電を含む再生可能エネルギーが増加し脱炭素社会の形成が推進されることに期待が寄せられています。
「小水力発電1,000kW未満仕様標準」は以下の 3つを公表しています。
●小水力発電 1,000kW 未満仕様標準(まえがき、本書の適用他 PDF 版)
●水車発電機等機器購入仕様書(Word版)
●水車発電機等機器購入仕様書 低圧連系(50kW未満)用(Word版)
本書の詳細は、一般財団法人新エネルギー財団公式Webサイトでご確認ください。
八千代エンジニヤリング株式会社|ニュース
本件は、経済産業省の「令和4年度水力発電の導入加速化補助金」を受けた一般財団法人新エネルギー財団が八千代エンジニヤリング株式会社に委託し、1,000kW程度未満の小水力発電機器を対象として標準的な購入仕様を調査検討し、発電事業者、機器製作者ともに合理的な購入仕様を示すことによりイニシャルコストの低減に資することを目的として実施されたものです。検討を進めるにあたっては、水力発電機器に関わる専門家で構成する専門委員会が設置され審議が行われました。
水力発電は、エネルギー自給率が低い日本において、再生可能エネルギーの中でも安定的な電力供給を長期にわたり行うことが可能な電源と位置付けられています。 一方で、水力発電所の新規開発には設備費をはじめとしたイニシャルコストの高さが課題の一つとなっています。さらに、水力発電所は、大出力発電所から農業用水で発電する小規模発電所まで規模が大きく異なるにも関わらず、機器発注の際に参考として利用される標準的な購入仕様には小規模発電に即したものがなく、小規模発電事業者とメーカーは膨大な書類の作成や多数の試験を行う必要があり、そのコストを負担しなければなりませんでした。そこで、小規模発電に即した購入仕様を作成することを目的に、事業者とメーカー、監督官庁の経済産業省 資源エネルギー庁も加わり、検討会が開催されました。
今後、本購入仕様が小水力発電の導入検討や見積書作成時に活用され、小水力発電を含む再生可能エネルギーが増加し脱炭素社会の形成が推進されることに期待が寄せられています。
「小水力発電1,000kW未満仕様標準」は以下の 3つを公表しています。
●小水力発電 1,000kW 未満仕様標準(まえがき、本書の適用他 PDF 版)
●水車発電機等機器購入仕様書(Word版)
●水車発電機等機器購入仕様書 低圧連系(50kW未満)用(Word版)
本書の詳細は、一般財団法人新エネルギー財団公式Webサイトでご確認ください。
八千代エンジニヤリング株式会社|ニュース