2024年3月10日~13日、ガリレオ大学(グアテマラ)およびオンラインで開催された国際会議「VIII IEEE World Engineering Education Conference(IEEE EDUNINE2024)」において、本学 情報学部 情報学科の梅澤克之教授がBest Paper Awardを受賞しました。同賞の受賞は、2022年に続き2回目。
主催は、Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)。
受賞テーマ:Differential analysis of heart rate, facial expressions and brain wave during learning of visual- and text-based languages
これは、プログラミングの初学者が学ぶブロックを並べるタイプのプログラミング言語(ビジュアル型言語)と、大学に入って学ぶ本格的なプログラミング言語(テキスト型言語)の学習のつまづきの原因(見えない壁)を明らかにする研究の一環です。
本発表は、従来から行われている教育・学習の評価方法としての事後アンケートやテストの成績による事後評価ではなく、学習の最中に学習者がどのような感情でプログラミングを行っているかを評価するものです。具体的には、生体情報(心拍数・脳波・表情)を取得・分析することによりビジュアル型言語とテキスト型言語の学習時の感情の差異を明らかにしました。今回の実験参加者はすでにテキスト型言語をある程度習得済みの学生であったため、結論としては「悲しみ」と「困難さを表す脳波」に関して、テキスト型言語よりビジュアル型言語を使用する方が値が高くなるということなどが分かりました。
今後は、本研究の結果を受けて、ビジュアル型言語とテキスト型言語間のギャップを埋める中間型言語を開発するにあたっては、さまざまな理解度や習熟度の学生に対してストレスや負の感情を与えないような中間型言語を開発することが重要であり、最終的にはテキスト型言語の学習での挫折者の減少や、学習の効率化、理解の深化などプログラミング言語教育に大きく貢献することができると考えています。
主催は、Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEE)。
受賞テーマ:Differential analysis of heart rate, facial expressions and brain wave during learning of visual- and text-based languages
これは、プログラミングの初学者が学ぶブロックを並べるタイプのプログラミング言語(ビジュアル型言語)と、大学に入って学ぶ本格的なプログラミング言語(テキスト型言語)の学習のつまづきの原因(見えない壁)を明らかにする研究の一環です。
本発表は、従来から行われている教育・学習の評価方法としての事後アンケートやテストの成績による事後評価ではなく、学習の最中に学習者がどのような感情でプログラミングを行っているかを評価するものです。具体的には、生体情報(心拍数・脳波・表情)を取得・分析することによりビジュアル型言語とテキスト型言語の学習時の感情の差異を明らかにしました。今回の実験参加者はすでにテキスト型言語をある程度習得済みの学生であったため、結論としては「悲しみ」と「困難さを表す脳波」に関して、テキスト型言語よりビジュアル型言語を使用する方が値が高くなるということなどが分かりました。
今後は、本研究の結果を受けて、ビジュアル型言語とテキスト型言語間のギャップを埋める中間型言語を開発するにあたっては、さまざまな理解度や習熟度の学生に対してストレスや負の感情を与えないような中間型言語を開発することが重要であり、最終的にはテキスト型言語の学習での挫折者の減少や、学習の効率化、理解の深化などプログラミング言語教育に大きく貢献することができると考えています。