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「K Summit 学生ゲームコンテスト」で「ゴーレム戦記」が革新賞を受賞


2024年9月27日、東京ゲームショウ内で開催されたZETA DIVISION主催「K Summit 学生ゲームコンテスト」において、学生制作による出品作品「ゴーレム戦記 : フェルディアの栄光」が「革新賞」を受賞しました。

本コンテストには日本各地から7校が出場し、eSportsキャスターの山野智三(やまの ともぞう)氏進行のもと、ストリーマー(ゲーム実況者)のけんきさんが各ゲームを試遊。本学学生の作品は、従来のゲームに革新的なアイデアを取り入れようと試みていることが評価され、「革新賞」を受賞しました。

【受賞者】松田悠樹さん(工学部 コンピュータ応用学科3年)、晝間啓輔さん(工学部 コンピュータ応用学科4年)、土橋恒太さん(情報学部 情報学科2年)、田代匠さん(同2年)、多並蒼空さん(同2年)
【作品名】ゴーレム戦記 : フェルディアの栄光
【プラットフォーム】PC(Windows)
【操作方法】ゲームパッド(XBOXゲームパッド)
【作品紹介動画】https://youtu.be/0GpP3s985JY


■学生のコメント
昨年のTGSには2Dのドット絵ゲームを作成して参加したので、今年は3Dのアクションゲームをつくってみたいと思い、「ゴーレム戦記 : フェルディアの栄光」の企画を立てました。戦術指揮と無双アクションを組み合わせることで、既存ゲームのアクション範囲も突破したい、と考えてさまざまな技術を盛り込み試行錯誤したことが、今回の「革新賞」受賞につながったと思います。「K Summit 学生ゲームコンテスト」には、プロモーションビデオによる学内投票で選出されました。実際のゲーム操作は少し複雑なので、TGSに向けてチュートリアルを作成するなど直前まで調整を続けました。ゲーム内で使用されているオーケストラ曲も自作しています。ピアノや高校時代の吹奏楽部、現在所属している音楽研究部などの経験を生かしました。TGSの出展ブースでは来場者からいろいろなコメントをもらい、課題も見えてきました。改良を行いながら「ゲームクリエイター甲子園2024」にもエントリー予定です。
(松田悠樹さん/担当:リーダー、企画、楽曲、UI、作品紹介動画)

無双アクションとストラテジー(戦略)を組み合わせたゲームで、Unreal Engineを使用し、ノードベースのBlueprintでプログラムを組んでいます。3Dオブジェクトやキャラクター素材に実装し、動くようにプログラムしていますが、要素が多いゲームのため大変でした。複数のキャラクターを同時進行で動かすと重くなるため、なるべく軽量化を目指しました。プログラミングの授業で学んだアルゴリズムの考え方は、ゲーム制作で役に立っています。
ゲームをつくりたくて工学部 コンピュータ応用学科(現情報学部 情報学科)に入学し、これまでに約8作品ゲームを制作しています。「ゲームクリエイター甲子園2024」へのエントリーに向けて、もう少し操作を分かりやすくしたり、PCによっては重くて動かないこともあるので、ゴーレムのプログラムの挙動の改善を図るなど、課題となっている軽量化をさらに進めたいと考えています。
(晝間啓輔さん/担当:プログラマー)

「K Summit 学生ゲームコンテスト」当日は、2年次生は授業のため、会場ではなく大学の教室で観ていました。ゲームをつくったのは、「ゲーム制作実習」の授業で1つ、今回で2作品目です。「ゴーレム戦記」では主人公やゴーレムの3DCGを担当しましたが、ボーン(骨格)が重くなっていたのでポリゴン数を減らしたり、容量がかさばらないように気をつけました。本学には、オープンキャンパスでVRなどの最新技術に触れられたことをきっかけに入学しました。今回は担当が3DCGだけだったので、今後はゲーム自体をシステムから制作してみたいです。
(土橋恒太さん/担当:主人公やゴーレムの3DCG、アニメーション)

弓兵が弦を引いて弓を射るよう武器にアニメーションを工夫して作ったり、できるだけ矛盾が出ないように武器の時代感を揃えたりするようにしました。テクスチャーをうまくモデルにつけることと、武器モーションを制作するのは大変でしたが、自分がやりたいと思った技術を調べて、いろいろ試して上手くいったときは嬉しかったです。今回のゲーム制作では、先輩の偉大さをすごく感じました。自分はまだまだ足元にも及んでないとすごく感じたので、今後の目標としては、卒業までに先輩を超えるような技術を身につけたいです。そのためにまずは日々の授業をより頑張り、そして今年中には自分で一から何かしらのゲームを作成したいと考えています。
(田代匠さん/担当:武器など装備アイテムの3DCG、武器モーション)

今回のゲーム制作では背景や城壁、大砲など、オブジェクトの3DCG を担当しました。Adobe Substance 3D Painterを使用しています。このゲームの中世風ファンタジーの世界観に合わせるために、城壁のテクスチャーをレンガっぽくしようと考えましたが、アセットでちょうどよいものがなかったので、自分で調整しながら作成しました。木製の砲台の年輪や、柵、テントなども、さまざまな画像を参考にして細かくつくり込んでいます。チームで長時間かけてゲームをつくる過程も、完成してデモプレイをしたときに、自分が制作したものが動くのを見たときも、大変でしたがとても楽しかったなと感じました。今後もスキルアップできるよう努めたいと思います。
(多並蒼空さん/担当:背景や城壁、大砲などオブジェクトの3DCG)


K Summit 学生ゲームコンテスト|ZETA DIVISION
東京ゲームショウ2024に情報学科の学生らが出展し盛況のうちに閉幕(2024年10月15日)
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