電気電子工学科の臼井さんが電子情報通信学会ソサイエティ大会で発表

2024年9月10日～13日に日本工業大学埼玉キャンパスで開催された「電子情報通信学会ソサイエティ大会」において、工学部電気電子工学科4年の臼井武尊さんが、通信ソサイエティ一般セッションの無線電力伝送部門で口頭発表を行いました。

本研究は、無線で電力を送る距離としては比較的長距離（数m）の条件下で、多くの小型IoT端末やセンサー群に一括で電力供給を行う方法として、新しい伝送方式、回路構成を提案したものです。シミュレーションと実測により提案方式の有効性を示す結果を報告しました。

【発表者】臼井武尊さん
【所属・学年】工学部電気電子工学科4年（松永研究室）
【講演名】[B-20-04]MHz帯磁界共鳴型非対称無線電力伝送での長距離給電の一検討
　https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/society2024/presentation/B-20-04

【学生のコメント】
電子情報通信学会での初めての発表だったため、発表10分、質疑5分の持ち時間内に上手く説明できるか不安に感じていました。しかし、事前に研究室の先生と何度か練習したためしっかりと話すことができ、無事に発表を終えられ、発表後も有用な質疑やコメントをいただくことができました。今回、学会に参加し、無線電力伝送技術に関わるほかの研究者の発表を聴講することで、みなさんがどのような研究をしているかが分かり、今後の研究活動のヒントを得る良い経験となりました。この経験を社会人になっても生かしていきたいと考えています。

松永研究室ではSociety5.0の基盤となる無数のIoT、センサー群の協調動作に必要な電源制御研究（無線電力伝送）や無線信号を効率よく伝送するための電力増幅器などの高周波デバイス研究を進めています。制御技術、高周波技術で新しい概念の創出を目指し、さらには企業等とも共同研究を進めながら社会実装に向けて研究を推進しています。

電子情報通信学会ソサイエティ大会（ieice.org）　